工場・倉庫の屋根塗装:折板屋根のサビ対策と遮熱塗料

工場や倉庫の屋根に多い金属製の折板屋根は、サビが進むと雨漏りにつながり、操業にも影響します。塗装でサビを抑える方法と、暑さ対策として検討される遮熱塗料の考え方を整理しました。
折板屋根の劣化が出やすい場所
- ボルトまわり:屋根材を固定するボルトの頭やナットからサビが出やすい部分です。
- 重ね部・継ぎ目:屋根材が重なる部分に水がたまり、内側からサビが進むことがあります。
- 軒先・けらば:雨水が集中し、切断面からサビが発生しやすい部分です。
- 雨どいまわり:落ち葉や汚れがたまり、湿った状態が続きやすい部分です。
塗装で対応できる状態か
| 状態 | 考え方 |
|---|---|
| 色あせ・塗膜の劣化が中心 | 塗装でサビの発生を抑えられる時期 |
| 部分的なサビ | ケレンと錆止めを丁寧に行えば塗装で対応しやすい |
| サビが広範囲・穴あき | 部分的な張替えや、カバー工法・葺き替えの検討が必要 |
屋根塗装の基本的な工程
- 高圧洗浄:汚れやコケ、浮いた塗膜を洗い流します。
- ケレン:サビや旧塗膜を除去し、塗料が密着する面をつくります。
- ボルトまわりの処理:サビ止めの処理や、ボルトキャップの取り付けを検討します。
- 錆止め(下塗り):金属屋根に適した下塗り材を塗ります。
- 中塗り・上塗り:仕上げの塗料を塗り重ねます。
遮熱塗料の考え方
遮熱塗料は、太陽光に含まれる熱の一部を反射し、屋根の表面温度の上昇を抑えることを目的とした塗料です。断熱材のない金属屋根の建物では、室内の暑さの軽減や空調負荷の低減につながることが期待されます。
- 効果の感じ方は、建物の断熱の状態、天井の有無、室内の熱源(機械・設備)によって変わります。
- 色が濃いほど反射しにくいため、明るい色のほうが効果を得やすい傾向があります。
- 汚れがたまると反射性能が下がるため、定期的な清掃も大切です。
※遮熱塗料の性能や効果は製品・条件によって異なります。具体的な数値はメーカーの資料をご確認ください。
操業中の工事で配慮したいこと
屋根上の作業は、安全帯の取り付け設備や、明かり取り(採光板)の踏み抜き防止など、安全対策が重要です。塗料の臭いや洗浄水が建物内に入らないよう、換気口や開口部の養生、作業日程の調整を行います。
屋根の下で製品や精密機器を扱っている場合は、洗浄水や塗料が室内に落ちないよう、雨漏りの有無や屋根の継ぎ目の状態を事前に確認しておくことも大切です。すでに雨漏りがある場合は、塗装の前に原因箇所の補修を行います。塗装は天候の影響を受けやすいため、雨や強風、気温の低い時期を避け、予備日を含めた工程にしておくと安心です。
まとめ
折板屋根は、サビが広がる前のケレンと錆止めが長持ちのポイントで、暑さ対策として遮熱塗料を組み合わせる方法もあります。塗装LaBoでは、現地調査で屋根の状態を確認し、塗装で対応できるか、別の工法が適しているかを含めてご提案します。
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