鉄部塗装(階段・手すり・扉)の塗り替え時期とサビ対策

鉄骨階段や手すり、玄関扉などの鉄部は、外壁よりも早く傷みが目立つ部分です。サビが広がる前に塗り替えることで、部材の交換や大きな補修を避けやすくなります。
マンション・ビルの主な鉄部
- 鉄骨階段・外階段、手すり・面格子
- 玄関扉・メーターボックス扉・パイプスペース扉
- 消火設備の扉・設備架台・配管の支持金物
- フェンス・門扉・自転車置場の屋根や柱
塗り替え時期の目安
鉄部の塗り替えは、外壁より短い周期で計画されることが多く、おおむね5〜7年程度がひとつの目安とされています。雨水がたまりやすい階段の段裏や手すりの根元、海に近い立地などでは、劣化が早まることがあります。
※周期は塗料の種類・立地・前回の施工状態によって異なります。長期修繕計画では、外壁塗装とは別に鉄部塗装の周期を設定することが一般的です。
サビの進み方と対処
| 状態 | 見え方 | 対処の考え方 |
|---|---|---|
| 塗膜の劣化 | 色あせ、ツヤの低下、チョーキング | 塗り替えの計画を立てる時期 |
| 点サビ | 塗膜の傷や端部から点状のサビ | 早めにケレンと錆止めで補修 |
| サビの広がり・塗膜のはがれ | サビが面で広がり、塗膜が浮いている | 入念なケレンを伴う塗り替え |
| 腐食・欠損 | 鉄部がやせる、穴があく | 部材の補修・交換を検討 |
仕上がりを左右する「ケレン」と塗装の工程
鉄部塗装でもっとも大切なのが、ケレン(素地調整)です。サビや古い塗膜を落とし、塗料が密着する面をつくる作業で、サビの状態に応じて電動工具や手工具で行います。ケレンが不十分なまま塗装すると、内部でサビが進み、短期間で塗膜が浮いてくることがあります。
ケレンには、サビや旧塗膜の状態に応じていくつかの程度があり、見積書では「ケレン」とだけ書かれていることも少なくありません。どの部位を、どの程度まで素地調整するのかを確認しておくと、仕上がりと耐久性の差を判断しやすくなります。基本的な工程は次のとおりです。
- ケレン・清掃:サビ・旧塗膜・汚れを除去します。
- 錆止め塗装:サビの発生を抑える下塗りを行います。サビが出ていた部分は補修塗りを重ねることもあります。
- 中塗り・上塗り:仕上げの塗料を塗り重ね、塗膜の厚みを確保します。
居住中の工事での注意点
玄関扉やメーターボックス扉は、塗装後しばらく触れられない時間があります。塗装する日時を住戸ごとに事前にお知らせし、扉に貼り紙をするなど、うっかり触れてしまうことを防ぐ工夫が必要です。階段は通行を止められないため、半分ずつ塗る、乾きの早い塗料を使うなどの工程を組みます。
また、ケレン作業では金属をこする音やサビの粉が出るため、作業時間帯の配慮や周囲の養生も欠かせません。鉄部の腐食がひどく、塗装だけでは強度に不安がある場合は、溶接による補修や部材の交換を検討し、手すりなど安全に関わる部分は特に慎重に判断します。
まとめ
鉄部は、サビが広がる前に、ケレンと錆止めを丁寧に行って塗り替えることがポイントです。塗装LaBoでは、現地調査で鉄部ごとのサビの状態を確認し、素地調整の方法と工程を明記してご提案します。
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自社施工・自社一貫管理で、現地調査からお見積り、施工まで対応します。